週の始めだが、盆休みの人々も多いのだろう。巷でも県外ナンバーの車輌をよく見掛ける。
人間生きていれば色々懸案が出てくるものだが——有島武郎風に云えば「生まれ出ずる悩み」か——、最近の懸案は、同人誌の締め切りだ。
コミケではない。九月に開催される文芸フリマの関西 会に、所属している同人が今年も会誌を出す予定なのだが、そこに掲載をお願いした自分の原稿が著しく遅れている。
全く迷惑千万も甚だしいのだが、何とか早くしなければならない。
別段云い訳するのではないが、それとは別に最近身体の調子が良いとも云えない。具体的にどの部分がと云うものではないのだが、全体的に疲労が抜けず、動くのも億劫な時すらある。三十路の坂を越えると、色々障りが出てくるのだろうか。それとも、心の怠惰が身体にも伝染し始めたのだろうか。
夏バテ、運動不足、等等……、理由は幾らでも考えられるが、家人は自分よりふた周りも年上で、未だ現役なので、うだうだ云ってもいられないところだ。
早く掲載原稿を書き、沢山本を読み、もっと小説を書けるコンディションに持ってゆけるよう、生活も体調もコントロールするのが喫緊の課題だ。