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奥津城まで

所謂日記だ。ブログには何度もトライしては挫折してきた。出来ることなら長く続けたいと思い、上のようなブログ名にした所存。

「ホビット」で暮れたゴールデンウイーク

ゴールデンウイークもいつの間にか終わり、平常運転に戻った週もまた終わろうとしている。こうして、今年もあっと云う間に半分が過ぎ、全部が過ぎてしまうのだろう。毎年毎年結構なことだ。

 

ゴールデンウイーク中に、計画の一環として(そんな大したものではないが)、ピーター・ジャクソン監督の「ホビット」三部作を観た。

トールキン読者であり、先の劇場版「指輪物語」は映画館で観たのだが、「ホビット」の方は、公開時、多分色々ある頃だったので、結局映画には行かず仕舞いであったのだ。それをこの機会に、全部まとめて視聴したと云う次第。

指輪物語」は原作を端折って端折って、三部にまとめたと云う印象があったが、「ホビット」の場合は逆に、原作では描かれていなかった、もしくは仄めかされていた部分を継ぎ足して三部作にしたと云う印象。

まァ、個人的には「指輪」も「ホビット」も愉しめたと云うのが、正直な感想だ。ただ、家で観ているにしても、結構長くは感じた。退屈はしなかったけれども。

 

ホビット」で一番原作よりも継ぎ足されていたのは、次回作「指輪物語」で重要となってくるサウロンとその軍勢の復活だ。

 原作では、当時、打ち捨てられたドル・グルドゥアの砦には、ネクロマンサー(死人占い師)が密かに巣食っているとされるくらいであり、五軍の合戦に参戦するオークの軍勢も、マークウッドの地底のゴブリン王国の軍団だったと思ったが、映画では密かに招集されたサウロンのオークの軍勢になっていた。

また、ガンダルフや、サルマン、そして三つの指輪を夫々持つエルフがドル・グルドゥアに攻め入る等、サウロンの復活がよりクローズアップされていたし、それが原作の、どちらかと云えばお伽話的にほのぼのとしていた雰囲気を、一点シリアスでスペクタクルなものに変えている。

また、茶の魔法使いラダガストも、独自のキャラクター付けをされて活躍した。気付けキノコの吸いすぎで、若干トランスめいたり、ウサギの引く橇に乗っていたりと、中々愉快なキャラクターになっている。自然を愛し、観察し、共に暮らしているという設定を上手く膨らませていた。

一方、ビヨルンは余りキャラクターとしての深掘りがされておらず、少し残念に感じた。クマに変身出来ると云う強烈な個性を持ち、旅のドワーフホビット、そして魔法使いを歓待してくれたシーンは、原作では愉しい場面だった。

 

……と、取り留めもなく書いてきたが、矢張り一つの記事では書き足りない。また、その気があれば、思いついたことを書くこともあると思う。

長かった所為で、一日二本観るのは、少々きつかったが、総じて面白かった。レゴラスの活躍もあったし。

 

作者が、類まれな想像力と、それを形にする創作力を持って、読者の想像力を刺激し、その架空の世界に迫真性を与えることを堪能するのは、優れたファンタジーを読む醍醐味である。それと同じく、迫真性を持った映像世界を愉しむこともまた、同根なのであろうと思う。

 

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