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奥津城まで

所謂日記だ。ブログには何度もトライしては挫折してきた。出来ることなら長く続けたいと思い、上のようなブログ名にした所存。

葉月初旬にてーー傾向と読書

何時の間にか夏だ。

わざわざ、はてなさんから、そろそろブログ来ませんかメールが届いたからと云う訳でもないが、取り敢えず更新してみる。ネタは探せば沢山あるものだが、それを加工して他者に発信出来る文章にするのが、困難だ。無論、文章に限らず、凡そ表現者は、この「困難」に妥協してはならない。

 

とは云え、今回、特に具体的なテーマについて書く積もりも準備もないので、またまた雑駁で抽象的あ近況報告でお茶を濁したいと思う。濁りがあるお茶が、本物っぽいとCMでも云っていた。嘗て。

 

先々月まで時折話題にしてきた参院選も終わり、続いた都知事選も終わった。

それに関して、殊更云々する積もりはない。当日までに何かあったらと心配なので、自分は期日前投票の初日に行ってきた。薄給でも所得税は納めているのだ。棄権等以ての他である。

 

夏になると、大手出版社が、文庫フェス(?)を行っているのは、毎年恒例だ。

去年は谷崎潤一郎が亡くなって50年が経ち、著作権が切れた。これから青空文庫にも続々テキスト化されるであろうし、最近では、角川文庫が、『細雪』を新装版で発売した。内田樹の新たな解説付きだ。中公文庫の全一冊、そして新潮文庫の三冊と合わせて、文庫としては三種が、現在入手可能と云うことだ。夫々表紙や装丁に赴きがあっていい。勿論、全部持っている——と云うか、気付いたら買っていた。

 

谷崎について、数年前に出た小谷野敦著『堂々たる人生——谷崎潤一郎 伝』(中央公論新社)も少し前に読んだ。著者が断っている通り、作品論は控えめで、伝記である。しかし、それが却って、谷崎の人生や当時の社会状況を浮き彫りにさせていて読み易く、興味深い。また、機会があれば、感想も書きたいと思う。

 

誰しも多少の差、内容の差こそあれ、対外的にも、ドメスティックにも悩みは尽きないものだが、別段、現実逃避ではなく、また、そこに積極的な解決策を見出す積もりもなく、只々、毎日食事をするように、更には呼吸をするように、本が読めたと思う。その為の「生活」は、死守しなければならない。

 

では、皆さん、夏風邪と熱中症にはお気を付けて、良い本を沢山読んで下さい。

 

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