奥津城まで

所謂日記だ。ブログには何度もトライしては挫折してきた。出来ることなら長く続けたいと思い、上のようなブログ名にした所存。

お盆の始まり——或いは実写版「ダイヤモンドは砕けない第一章」感想

お盆の初日だ。若しかしたら、引き続き夏休みかも知れないし、明日からお仕事の方もいるやも知れない。本日お仕事だった方もいることだ。皆ぞれぞれお身体には気を付けられたい。

 

 

カレンダー通りの三連休だったが、迎え盆で墓参をした位で、特段の外出等もしていない。自宅でのんびりと云っても、日中は大変な酷暑で、午睡しているだけで熱中症になってしまいそうだ。

 

11日の金曜日に、先日公開した実写版「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第一章」を観た。

格段の期待も持たずに行った為か、特にネガティヴな印象はそう大きくは抱かなかった。只、もう原作連載当時からして、荒木先生も意識していたことだそうだが、ああした二世代位前の如何にもな不良的キャラクターを演じられる役者は、もういないのではと思ってしまう。無論、東方仗助は、リーゼントヘアなだけでそれ以上に不良ですという設定はされていない。また、原作漫画でも既に当時はリーゼントは古いとされていたと原作者も漫画文庫版のあとがきで書いていた。なので、時代錯誤は原作にすでにあったのだが、しかしその言動は一時期を席巻した不良漫画のキャラクターを髣髴とさせる。時代が原作連載当時からも十年以上経ってしまったので、そうした不良を演じるのは、役者としても難しいのかも知れない。

嘗て黒澤明が時代劇を撮らなくなった頃、その理由を訊かれ、「侍の顔をした日本人がもういない」と話したらしいが、今は昔の不良も既に遠くなりにけりなのかも知れない。

 

しかし、CGを用いたスタンドバトルは、結構迫力があって、楽しめた。また、最初の敵である片桐安十郎も、山田孝之の好演で、不気味さと不敵さを出している。神木隆之介演じる広瀬康一も安定していたし、空条承太郎役の伊勢谷友介もがたいは兎も角、長身と渋さと、若干の若々しさがあって良かった。が、承太郎のトレードマークである 後頭部が髪と一体化した帽子までは表現しなくとも良かったのではないかと思ってしまった。普通に被っていれば良かったのに……。

 

ストーリィは、大分コンパクトになる予感がする。杉本鈴美や吉良吉影登場のほのめかしはあったが、正直露伴先生とか出てくるのか、かなり微妙だなと感じた。続報も出ると思うので、気になる方はお待ち下さい。

総じて高評価と云う訳でもないが、低評価とも思わなかったが、正直に云うと第二章観に行くかどうか未定だなと思ってしまったことが、自分がこの映画に対してどう評価してしまったかを無意識に物語っているのかも知れない。

自分の心こそ、不明だ。

 

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