奥津城まで

所謂日記だ。ブログには何度もトライしては挫折してきた。出来ることなら長く続けたいと思い、上のようなブログ名にした所存。

立春も過ぎましたね

やっはろー。気が付けば今年も残す所11箇月を切ってしまった。そうは云っても、特段月日が過ぎるのは早いとも感じない。時間とか、年齢とかも気にせず漫然と生きているからだろう。焦燥すらも通過し、呆然としている己が行く末が視えると云うものだ。

 

訃報があると色々と思うものだ。最近では、野中広務とアーシュラ・クローバー・ル=グウィンが亡くなった。

前者については、以前魚住昭の『野中広務 差別と権力』を読んだ。1994年に松本サリン事件が起こった際、冤罪の容疑を掛けられた河野さんに対し真っ先に謝罪したのも野中だった。出身の旧薗部町の部落から成り上がった政治家の、脅迫めいた豪腕な政治手腕と、弱者に対する優しさと云う多面性に焦点を当てた評伝だ。 この機に再読している。野中が存命中に出た評伝ではあるが、今にしても興味深い。

ル=グウィンについては、再び「ゲド戦記」を買い直している。ハイニッシュ・ユニヴァースも、『ロカノンの世界』等は絶版だ。しかし、代表作である『闇の左手』は新版トールサイズで現在でも入手可能だ。《冬》の名を持つ惑星ゲゼンの荒涼たる風景は、ともするとアースシーの荒涼さにも通じるものがある。 だがそれは、荒廃しているのではない。常に曇天に蔽われた多島海や、氷の惑星は、その背後に複雑な文明の多様さと豊かさを擁しているのである。

それ等については多分近いうちに個別に書こうと思う。気が向けばだが。

 

嗚呼、プリキュアも前作「キラキラ☆プリキュアアラモード」が終了し、新作「Hugっと!プリキュア」が始まってしまった。それには一寸光陰矢の如し感がある。まだまだ二話しか放送されていないが、そちらの感想ももっと定期的に書けたらいいなァと、何時ものように希望だけ述べて今回も締めることとする。 皆さんも面白い本を沢山読み、楽しいアニメや映画を沢山観て、有意義な生活を送って欲しい。

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