奥津城まで

所謂日記だ。ブログには何度もトライしては挫折してきた。出来ることなら長く続けたいと思い、上のようなブログ名にした所存。

師走に読んだ本を紹介するよ

 年が明けてしまった。今年はどう云う年になるのだろうか。そろそろ偶有性に対して受動的に期待するばかりでは、自身の情況が余り好転する気配もないので、もっと能動的なこと、アクションが必要なのだろうと遅まきながらに思う。

 

 

 

情報生産者になる (ちくま新書)

情報生産者になる (ちくま新書)

 

 

 

 

 

 

 

  ネット、就中検索ワードを深めるために、リアルに旅をする、詰まり生活にノイズ=誤配を入れる方法を説く、エッセイ風の文章。気軽に読めるが、既に「観光」「観光客」の概念も登場し、『ゲンロン0 観光客の哲学』に接続されるプレテクストの意味合いも持つ。表層をなぞる「観光」的態度でも経験と言語(語彙)を深めることが出来るというプラクティカルな部分が興味深い。
読了日:12月10日 著者:東 浩紀

 

 

三島由紀夫『豊饒の海』VS野間宏『青年の環』―戦後文学と全体小説 (新典社選書 76)

三島由紀夫『豊饒の海』VS野間宏『青年の環』―戦後文学と全体小説 (新典社選書 76)

 

 

 

  テンホウとハルピンは知らんかった。でも秋映、シナノゴールド、シナノスイートは知っとった。
読了日:12月14日 著者:鳴見 なる

 

 

6代目 日ペンの美子ちゃん

6代目 日ペンの美子ちゃん

 

  時事ネタが凄い。あと昇大先生の趣味も時々溢れる。日ペンの宣伝であることを忘れてしまいがちな、二度目の東京五輪を迎える永遠の17歳の大活躍。
読了日:12月14日 著者:服部 昇大

 

 

かっぱのねね子 こうの史代小品集

かっぱのねね子 こうの史代小品集

 

  ねね子のゲス顔が余りに衝撃だった。三平と同じくかっぱは総じて怠けモノなのか。モノクロの一枚絵も良い。
読了日:12月15日 著者:こうの史代

 

 

ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)

ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)

 

 

 

 

 

 

 

 

読書メーター
 このブログも同じスタイルのコピペで、筆者自身の成長も、ブログの洗練さも全くない。そのことが常に反省点ではある。卑下してこういうのは若干憚られるが、これはチラシの裏とまァ同等に如くので、好きなように、ということはもっと工夫して色々なスタイル、内容で書いていけるよう努力してゆきたい。  皆様におかれましても、本年が健康で、知的刺激に満ちた良い年になりますようご祈念申し上げます。

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