今日は憲法記念日だ。
と同時に、朝日新聞社神戸市局襲撃事件があった日でもある。
1987年5月3日夜、朝日新聞社神戸市局に散弾銃を持った男が押し入り、一人の記者が殺害され、別の記者も重傷を負った。1990年まで続いた「赤報隊」を名乗る人物による一連の事件の一つに数えられ、言論に対するテロ行為として位置つけられている。当事件は2002年に時効を迎えた。
近年、言論界やマス・メディアだけではなく、政府要人を直接的に狙ったテロ行為が目立つ。憲法記念日であると同時に人命をも奪った新聞社襲撃事件という言論へのテロ行為が起きた日であることを鑑みるに、今改めて、平和、自由、民主主義、そしてそれらを取り巻く政治や言論について深く考える、またそこまででなくとも思いを巡らすことが大切になってきているのだろう。それはある一面において、非常に厳しく、残念なことではあるのかも知れないのだが。