奥津城まで

所謂日記だ。ブログには何度もトライしては挫折してきた。出来ることなら長く続けたいと思い、上のようなブログ名にした所存。

連休中日——或いは呉茂一『ギリシア神話』について少し

連休も折り返しと云うことらしい。

時間はあるが銭のない連休程虚しいものはないのだろうが、独り上手で引き籠り上手は自分は楽しくやっている積りだ。

ただ、BDとPCとスマホの為か、昨日から偏頭痛が少しして鬱陶しいが……。

 

今朝方は雨が降っていたが、日中には直ぐに晴れて、外出するには良い気候だと思ったので、午後にはレンタルしたブルーレイを返しに出た。

しかし、それが迂闊だった。この時季になっても、未だに花粉は飛んでいるようだ。出先でも、こうして帰宅した後でも、洟が引っ切りなしに出て仕様がない。何か早速、汚らしい話で御免。

一年を通して花粉症だと云う人もいるようなので、咽喉のいがらっぽさや眼の痒みを加味すると、目薬やら、点鼻薬やら、場合によっては服用する内服薬やらが必要になってくる。自分の場合、一番必要なのはローション・ティッシュで、愛用しているのは「エリエール贅沢保湿」だ。

暫くはまだ、この私かな闘いが続くものと思われる。気と頭が何だか思い……。

 

連休前に立てた予定は、大凡消化出来たが、読書計画が前も書いたように遅滞気味だ。

芥川の「地獄変」は、短編と云うこともあってか読了した。感想等はまた機会があればいずれ。

それが以外が、中々進んでいない。まァ、ノルマでもないので、無理して進める必要もないのだが、折角まとまった時間が取れるのだから、何時もの週末のようにダラダラとせず、有効に使いたい。俺って大人——。

今緒に就いたのは、呉茂一『ギリシア神話』(新潮文庫)だ。全一冊の箱入りを、古本で持っていたのだが、引越しの際に手放してしまったので、文庫で買い直した。

内容は、勿論ギリシア神話の概説と云う側面もあるが、それは一要素であり、ヘシオドスの『神統記』や、ローマ時代のオウィディウス『変身物語』等からの適宜参照があったり、また関連項目が、その都度、章や節が示されていたりと、只の概説書に留まらない、資料的な本である。

一読、通して読むのは無論のこと、索引等も充実しているので、必要な際に引く辞典的役割も強い。長く、読まれているだけのことはあるし、これがまだ新刊で、しかも文庫サイズで読むことが出来ると云うのは、便利で幸福なことだ。

 

と、そんな調子の連休だが、ブルーレイをレンタルしたりと、意想外に出費があった。五月は自動車税も課かってくるので、財布の紐はもっと引き締めてゆきたい。

 

皆さんも、残り良きゴールデンウィークを。

 

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