奥津城まで

所謂日記だ。ブログには何度もトライしては挫折してきた。出来ることなら長く続けたいと思い、上のようなブログ名にした所存。

「ダークパターン」、そしてファイル共有ソフト

 朝は曇っていたが午前から既に雨が降り出し、夕方には雨脚も強くなった。

 通常通りの仕事だが、微細なトラブルに見舞われる。職場でもどこか道化た振る舞いをしてしまうのは、自分の悪癖なのかそれとも処世術かはたまたコミュニケイション方法なのかよく判らない。他者には迷惑だけは掛けないようにしたいものだ。

 NHKクローズアップ現代」で「ダークパターン」特集を観る。知らない内にネットショッピングサイトで不利な登録をさせられてしまうインターフェイスについての解説と被害の実例。まあ大抵のパターンには自分も引っかかっている。額としては大したことはないが、随分と高い勉強代だと改めて思う。利用規約や約款は一通り読む方だが、人間心理を突かれると定式化された規約文章を一読したのみでは何の役にも立たない。自分の粗忽さと日々進化するダークウェブを新たに知る。

 しかし、当然のことながら、顧客に必要なサーヴィスや商品を提供し、かつきちんと利益を上げてこそ、真のビジネスであり、発展的なネット技術へとつながるのではないかと、至極真っ当なことを我ながら思う。そもそも、ネットがビッグテックに牛耳られている現在が、70年代のパソコン黎明期にIBMなどの巨大企業のみがその技術を独占していた頃へとどこか先祖帰りしているかのように見えるのは自分だけか。

 夜、Amazon Prime videoで映画「Winny」を視聴。なかなか面白く観たが、金子勇氏が亡くなった今となっては、どこか視聴することが辛かった。京都府警や検察の逮捕・起訴動機も映画では明確に触れられていないことも気になったが、シミュレーション開発者としての金子氏を描いているのは良かった。
 
 最近、というか数週間前から、夜眠ると胸が苦しくなり夜中に起きる。おそらく後鼻漏が咽喉を塞ぎ、呼吸がしづらくなっていることが原因かと思われる。日中、起きて立っている分には、鼻詰まりや洟が出ることはありさえすれ、苦しい感じはしないのだが。

 注文したちくま文庫の新刊『資本論 第一巻 上』が届く。第一巻だけ上下二冊での刊行だそうだが、折角なので『資本論』全巻を出してほしいものだ。