奥津城まで

所謂日記だ。ブログには何度もトライしては挫折してきた。出来ることなら長く続けたいと思い、上のようなブログ名にした所存。

職場の外壁

勤め先の建物が以前物損事故の対象になった。つまりは操作を誤った車が壁面に衝突したのだ。幸い車の運転手も、また建物内にいた職員にも重大な怪我や、更には生命に関わるように事態にはならなかったが。

 

ただ、壁の中にある芯柱が損傷して歪んでおり、それを元に戻して補強する必要があるらしい。外壁は見るからに損傷しているし、衝突の衝撃で内壁も内側に凸状に歪んでいる。壁紙にも罅が入っている状態だ。建物が直ぐに使えなくなるものではないが、見た目からして結構目立つ。

 

先月くらいにそうした事故があったが、本日からようやく本格的な工事に着工した。まずは問題の壁面側に足場が組まれた。そう広くないスペースだとは言え、半日もせずに鉄骨の足場が出来上がって、粉塵防止用のシートが問題の箇所を覆っている。霜月ももう直ぐ終わる時期は夕刻暗くなるのが早い。私有地内なので車の出入りが頻繁ではないが、夜間はロープ状のライトまで点滅している。実際工事が始まってみると、かなり大掛かりな様子で、事実工事期間は一ヶ月ほどだという。年内に終わってくれればいいが。

 

しかし作業員の人々は仕事とはいえ大変だ。今日明日は比較的暖かいらしいが、これから日中も寒くなっていくだろう。もしかしたら雪が降るかもしれない。いくら本職で屋外での作業に慣れているからとはいえ、季節が季節、そして時期が時期だけに健康には注意してもらいたい。尤も、安全第一の現場で、それが脅かされるほどの不調を抱えている場合は、きちんと休ませるというところもあると聞くが、そうならその危機管理には感服する。

 

そのような工事修繕の現場、また飛躍するが製造業の現場を見るに、やはりものを作るという仕事は大切だ。原材料を輸入に頼る主に多くの中小企業は、昨今の円安の影響で大変だと思うが、大きなことを言えば、国力とは製造産業の規模や質に拠る部分がかなりの比重を占めるのではないだろうか。以前頻りに言われたイノベーションというのも、革新的な製品とそれに伴うサーヴィスを指すものではなかったか。

 

今自分はそうした製造産業からは遠ざかって久しい。また直接間接的に製造業と関わるような職種でもない。人との付き合いはもちろん大切だが、それに重点を置き、あくせくとしているのは、まあ自分が仕事ができないだけなのだが、それも含めて日々反省することが多い。無論、犯罪を働かない限り、どんな仕事にも遣り甲斐や必要性というものはあるということは、強調してもしすぎることはない。

 

珍しく愚痴を書いてしまった。しかも何だかぼんやりとした内容で、結論らしいものもどっちつかずで明確ではない。職場の建物が修繕された暁には、作業員の人々の仕事ぶりに感嘆し、それと同時に寒さを今以上に感じ入っていることは確かだ。